2009/06/09

数学をつくった人びと

数学をつくった人びと〈1〉 (ハヤカワ文庫NF―数理を愉しむシリーズ) / E.T. ベル / 早川書房 / 978-4150-502836

p.34-35

...この本をすみからすみまで理解するのに必要な知識量はどの程度であろうか?それは中学高等学校程度の数学で十分だといってさしつかえない。...あまりに専門的すぎると思った場合には、読み飛ばしてしまうがよい。残りの部分にも報いてあまりあるものがあるということである。..飛ばし読みは、私たちが厳格な先生からおしえられたように罪悪ではなく、常識の教える知恵なのである。...

数学を学ぶにあたってかつてこんなにも力強く励まされたことがかつてあったろうか。難しかったら飛ばして読みなさいと言ってくれた数学の本に出会ったのは初めて。あっ、でも高等学校程度の数学こそおぼつかない私は対象読者範囲外であった。読み飛ばすことでクリアしていく予定。
わかりやすく書き起こされて教科書に掲載されるべき箇所がたくさんあるような気がする。そういえば,どうして算数や数学の教科書には数学そのものの歴史に関する記述がなかったんだろうか。私がちゃんと勉強してなかっただけなのかな。その可能性はかなり高い。
デカルトの話に出くわした。あまりに面白かったので「方法序説」を読みつつ飛ばし読みつつ&道草読み。

方法序説 (岩波文庫) / デカルト / 岩波書店 / 400-336131-8 / creator: Ren´e Descartes & 谷川 多佳子

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